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FXのヒゲで何が分かる?ヒゲの活用方法について解説!

投稿日:2019年11月8日 更新日:

この記事の監修

株式会社インベストメントカレッジ 
吉田健吾

累計12万5000人以上の個人投資家が学ぶ投資スクール「Daily Wealth」の運営責任者。講師には、カリスマFXトレーダーの維新の介を始め、毎年億を稼ぐプロトレーダー、不動産投資歴19年の元祖サラリーマン大家、FX・株・先物・不動産投資、ベンチャーキャピタルなど幅広く精通する大分の投資家など、一流のトレーダー・投資家がいる。

FXには、過去にどんな変動が生じたか視覚的に見やすくする方法としてローソク足というチャートがあります。

ローソク足には、ヒゲと呼ばれる線が上下に現れることがありますが、ヒゲが現れることで為替変動にどのような影響を与えるのでしょうか?

そこで今回は、FXのヒゲで何が分かるのか、ヒゲをうまく駆使した取引方法について解説します

FXのヒゲで何が分かる?

FXのヒゲで何が分かる?

FXでは、過去の為替と現在の為替がどのように変化していて、将来的にそれがどのように変化するのか予想しながら取引することで利益を得ます。

しかし、画面に表示されている為替が切り替わるのをただ単に見ているだけでは、過去から現在にかけてどのような為替変動が生じているのかが分かりにくいと言えます。

それらを分かりやすくするのがローソク足です。

ローソク足とは、一定期間においてどんな為替変動が生じているかを表したチャートです

ローソク足を見れば、始値・終値、高値・安値が分かるほか、上からの並び方を見ることで相場がどのような状態にあるか以下のように判断できます。

  • 陽線:高値、終値、始値、安値の順に並んだ状態で相場が上昇傾向にある
  • 陰線:高値、始値、終値、安値の順に並んだ状態で相場が下降傾向にある

始値と終値の部分を実体と呼び、実体部分から高値に伸びた線を上ヒゲ、安値に伸びた線を下ヒゲと呼んでいます。

ローソク足の陽線と陰線、十字線について詳しく解説します。

ローソク足の陽線とは

ローソク足の陽線は、安値よりも終値が上にあるため、為替が上昇傾向にあると判断できるヒントになります。

代表的な陽線は以下の3つです。

実体部分のみでヒゲがほとんどない陽線は「陽の丸坊主」と呼ばれています。

始値が安値、終値が高値になっていることから、上昇する力がかなり大きいシグナルです。

実体部分に下ヒゲだけ伸びている陽線は「陽の大引け坊主」と呼ばれています。

寄り付いて少し下がったものの、終値が高値になっていることから、陽の丸坊主と同様、上昇する力が大きいシグナルです。

実体部分に上ヒゲだけ伸びている陽線は「陽の寄り付き坊主」と呼ばれています。

始値から順調に上昇したものの、終値が高値よりも下になっていることから、上昇する力が少しずつ弱くなり、下降傾向にあるシグナルです

同じ陽線でも、ヒゲがどのようになっているかで意味が異なってくるため、違いをしっかり把握しておけばどのようにエントリーすればいいか判断しやすくなるでしょう。

ローソク足の陰線とは

ローソク足の陰線は、高値よりも終値が下にあるため、為替が下降傾向にあると判断できるヒントになります。

代表的な陰線は以下の3つです。

実体部分のみでヒゲがほとんどない陰線は「陰の丸坊主」と呼ばれています。

始値が高値、終値が安値になっていることから、下落する力がかなり大きいシグナルです。

実体部分に上ヒゲだけ伸びている陰線は「陰の大引け坊主」と呼ばれています。

寄り付いて少し上がったものの、終値が安値になっていることから、陰の丸坊主と同様、下落する力が大きいシグナルです。

実体部分に下ヒゲだけ伸びている陰線は「陰の寄り付き坊主」と呼ばれています。

始値から大きく下落したものの、終値は少し上がって終わっていることから、下落する力が少しずつ弱くなり、上昇傾向にあるシグナルです

陽線の場合と同様、同じ陰線でもヒゲの位置によって意味は異なります。

違いをしっかりと理解してからFXの取引に臨みましょう。

ローソク足の十字線とは

ローソク足には陽線や十字線の他にも、十字線と呼ばれるローソク足があります。

代表的な十字線は以下の3つです。

実体部分がほとんどなく、上下に長いヒゲが生じている場合を「足長同時線」と呼びます。

始値と終値だけでは、あまり変動がなかったように見えますが、実際には大きな為替変動が生じていることから、売りと買いが拮抗している状態です。

上ヒゲと実体部分がほぼなく、下に長いヒゲが伸びている場合を「トンカチ」と呼びます。

寄り付きから大きく値を下げたものの、終わりには上昇してきていることから、買い圧力が強い状態です。

下ヒゲと実体部分がほとんどなく、上に長いヒゲが伸びている場合を「トウバ」と呼びます。

寄り付きから大きく値を上げたものの、終わりには下落してきていることから売り圧力が強い状態です。

ローソク足とヒゲの組み合わせを見るだけでも、数多くの情報が得られます。

まずはどんなローソク足があるのか調べてみると良いでしょう。

ヒゲの種類別エントリー方法

ヒゲの種類別エントリー方法

ローソク足とヒゲの組み合わせを理解することで、どのようにエントリーすればいいのか判断することが可能です。

下ヒゲが長い場合と上ヒゲが長い場合のエントリー方法についてそれぞれ2つ見ていきましょう。

下ヒゲが長い場合(買いエントリー編)

ローソク足で長い下ヒゲが現れている場合には、ある程度の買いサポートがある状態です。

そのため、下ヒゲの下限ではもう一度買いサポートが発生する可能性が高いことから、買いエントリーが適していると言えます。

しかし、売り圧力が強いと、下ヒゲの下限を突発する可能性があります。

万が一に備えて、下ヒゲの下限に損切りラインを設定しておくことも1つの選択肢と言えるでしょう。

下ヒゲが長い場合(売りエントリー編)

上記のように下ヒゲの下限ラインの上で為替変動が生じている場合には買いエントリーが適していますが、下ヒゲの下限ラインを突き抜けた場合には売りエントリーに切り替える必要があります

その理由は、先ほどよりも強い売り圧力が働いていると判断できるためです。

さらに価格を下げる可能性が高いことから、売りエントリーが適していますが、買いサポートがもう一度発生して上昇する可能性もあります。

万が一に備えて、下ヒゲの下限に損切りラインを設定しておくことでリスクを抑えられるでしょう。

上ヒゲが長い場合(売りエントリー編)

ローソク足で長い上ヒゲが現れている場合には、強い売り圧力がある状態です。

そのため、上ヒゲの上限ではもう一度売り圧力が発生する可能性が高いことから、売りエントリーが適していると言えます。

しかし、買いサポートが強くなると、上ヒゲの上限を突発する可能性があります。

万が一に備えて、上ヒゲの上限に損切りラインを事前に設定しておくと良いでしょう。

上ヒゲが長い場合(買いエントリー編)

上記のように上ヒゲの上限ラインの上で為替変動が生じている場合には売りエントリーが適していますが、上ヒゲの上限ラインを突き抜けた場合には買いエントリーに切り替える必要があります

その理由は、先ほどよりも強い買いサポートが働いていると判断できるためです。

もう一段上昇する可能性が高いことから、買いエントリーが適していますが、売り圧力が再度生じて上昇する可能性もあります。

万が一に備えて、上ヒゲの上限に損切りラインを設定するなど、リスク管理を徹底するよう心がけましょう。

まとめ

まとめ

FXには、どのような為替変動が生じているかを分かりやすくするローソク足というものがあります。

ローソク足には、陽線、陰線、十字線など数種類あります。

陽線は相場が上昇中なので基本的には買いエントリーですが、ヒゲの状態次第では上昇の終了を間近に控えている場合があるため、売りエントリーに切り替える必要があることも。陰線も同様です。

このように、同じ陽線や陰線でもヒゲの状態によって相場の状態が異なるため、どの状態でどのようなエントリーが適しているのかよく理解してから取引を始めましょう。

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