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FXの移動平均線はどう設定する?移動平均線の正しい設定方法

投稿日:2019年6月19日 更新日:

この記事の監修

株式会社インベストメントカレッジ 
吉田健吾

累計12万5000人以上の個人投資家が学ぶ投資スクール「Daily Wealth」の運営責任者。講師には、カリスマFXトレーダーの維新の介を始め、毎年億を稼ぐプロトレーダー、不動産投資歴19年の元祖サラリーマン大家、FX・株・先物・不動産投資、ベンチャーキャピタルなど幅広く精通する大分の投資家など、一流のトレーダー・投資家がいる。

FXでは、為替が次にどのように変動するか予想しながら取引しますが、何もヒントがない状況では予想の精度を上げることはできません。

そのため、FXのトレーダーは為替変動の描く移動平均線から次にどのような変動が生じるのか予想しますが、移動平均線と一口に言ってもどう設定すればいいのでしょうか?

そこで今回は、FXの移動平均線をどう設定すればいいか、移動平均線の正しい設定方法を解説します

FXの移動平均線の設定方法は人それぞれ

FXの移動平均線の設定方法は人それぞれ

FXの移動平均線は、簡単に相場がどんな状態にあるか判断できるツールの1つであるため、世界中のFXトレーダーが移動平均線を活用しながら取引しています。

移動平均線と一口に言っても、移動平均線の種類や期間設定の方法は多種多様です。

「移動平均線の設定方法はこれだ!」というおすすめしている人もいますが、移動平均線の設定方法はトレーダーによって相性がそれぞれ異なるため、自分に合った設定方法を身に付けることが重要と言えるでしょう。

移動平均線とは

移動平均線とは

そもそも、移動平均線とはどのようなものなのでしょうか?

移動平均線とは、過去の一定の期間に生じた為替変動の終値の平均値を線で結んだものです。

為替変動はなかなか可視化しにくいため、移動平均線があることによって為替変動からより多くの情報を得られます

移動平均線と一口に言っても、移動平均線の種類は全部で以下の3つがあります。

  • 単純移動平均線(SMA)
  • 加重移動平均線(WWA)
  • 指数平滑移動平均線(EMA)

それぞれの移動平均線の特徴について見ていきましょう。

単純移動平均線(SMA)

1つ目の移動平均線は、単純移動平均線(SMA)です。

SMAとは、Simple Moving Averageの意味で、一定期間の終値を平均して表示したシンプルな移動平均線です。

シンプルな移動平均線であるため、移動平均線を単純移動平均線に設定して取引している人も多いですが、単純移動平均線はデメリットがあります。

何らかのポジティブサプライズやネガティブサプライズが生じたことによって急な変動が生じた場合には、それらが単純移動平均線には反映されません。

終値を単純に平均したのが単純移動平均線であるため、過去と現在のレートに乖離が生じても、反映されにくいことを覚えておく必要があるでしょう

加重移動平均線(WWA)

2つ目の移動平均線は、加重移動平均線(WWA)です。

WWAとは、Weighted Moving Averageの意味で、単純移動平均線より直近の価格に比重を置く平均線のことです。

具体的には、5日平均線の場合、5日目が最も直近であるので価格を5倍、4日目を4倍、3日目を3倍にするなどです

このように価格に重みを付け加えることで、単純移動平均線のデメリットが緩和するので移動平均線を加重移動平均線に設定して取引している人もいます。

指数平滑移動平均線(EMA)

3つ目の移動平均線は、指数平滑移動平均線(EMA)です。

EMAは、Exponential Moving Averageの意味で、加重移動平均線に対してさらに複雑な計算式を加えている平均線のことです。

加重移動平均線でも十分に単純移動平均線のデメリットを補えていますが、指数平滑移動平均線はそのデメリットをさらに補っています。

相場の動きをより早く移動平均線に反映させられるのが指数平滑移動平均線の魅力ですが、ダマしが多くなるので設定する際には注意が必要です

移動平均線の期間設定

移動平均線の期間設定

移動平均線は3つの種類があるだけでなく、期間設定にも様々な種類があるため、それらをしっかりと把握しておく必要があります。

例えば、分足であれば1分足・5分足・30分足、日足であれば5日・25日・75日・200日、他にも週足や月足などです。

スキャルピングやデイトレードのような細かな取引を繰り返す人の場合には分足や日足、スイングトレードのような比較的長く保有する人の場合には日足や週足が適しています。

日足を活用する際には、15・21・25・50・75・100・200を設定する人が多いです。

短期の場合には15と25、中期の場合には50と75、長期の場合には100と200など複数の期間設定を組み合わせると、より予想の精度が高くなりやすいと言えます。

「どの設定がおすすめできるか」ということに関しては、世界中のトレーダーが自分に合った期間設定で取引をしているので一概に言えません。

経済情勢の変化などによって最適な期間設定は変わってくるため、相場の動きに合わせて選ぶことが重要と言えるでしょう。

移動平均線を設定するメリット

移動平均線を設定するメリット

移動平均線を設定して取引することでどのような効果があるのでしょうか?

移動平均線を設定して取引した場合のメリットは主に以下の3つです。

  • 変動の方向性を確認できる
  • トレンドの強弱を確認できる
  • エントリーポイントを判断できる

それぞれの効果について詳しく見ていきましょう。

変動の方向性を確認できる

1つ目のメリットは変動の方向性を確認できることです。

ローソク足を見れば、その期間の高値や安値、始値や終値などが分かりますが、その期間中にどんな変動があったのかまでは分かりません。

しかし、移動平均線を見れば、「上昇トレンド・下降トレンド・レンジ」の3つの方向性のどの状況にあるのかが判断しやすくなります

上昇トレンドであれば買い、下降トレンドであれば売り、レンジでは下限で買い・上限で売りまたは様子見など、それぞれの戦略を練りやすくなります

移動平均線を自分に合わせて設定することが、安定した利益に繋がるとも言えるでしょう。

トレンドの強弱を確認できる

2つ目のメリットはトレンドの強弱を確認できることです。

先ほどと同様に、ローソク足を見ただけでは、相場の強弱がどうなっているのかまでは判断しにくいと言えます。

しかし、移動平均線の角度を見れば、トレンドが強いのか弱いのかをすぐ判断することが可能です。

例えば、移動平均線の角度が急な場合にはトレンドが強いことを意味していますが、角度が緩やかになってきた場合にはトレンドが弱まっていることを意味しています。

トレンドが弱まっている状況で取引をすると、トレンドが転換して損をする確率が上がるため、勝率を高めるためにも移動平均線の設定は重要と言えるでしょう。

エントリーポイントを判断できる

3つ目のメリットはエントリーポイントを判断できることです。

移動平均線を用いることで、変動の方向性やトレンドの強弱を確認できますが、移動平均線とローソク足の位置関係を調べることでエントリーポイントを判断することも可能です。

移動平均線とローソク足のパターンは以下の6つです。

  • 移動平均線が上昇中で、ローソク足が移動平均線よりも上に位置する
  • 移動平均線が上昇中で、ローソク足が移動平均線よりも下に位置する
  • 移動平均線が下降中で、ローソク足が移動平均線よりも下に位置する
  • 移動平均線が下降中で、ローソク足が移動平均線よりも上に位置する
  • 移動平均線が横向きで、ローソク足が移動平均線よりも上に位置する
  • 移動平均線が横向きで、ローソク足が移動平均線よりも下に位置する

移動平均線とローソク足の6つのパターンを覚えておき、グランビルの法則などを用いてエントリーポイントを見極めれば、より安定した利益が期待できるでしょう。

まとめ

まとめ

移動平均線と一口に言っても、移動平均線には3つの種類があって、それぞれにメリットとデメリットがあるため、それらをよく理解した上で選ぶ必要があります。

また、期間設定も種類が多くあるため、短期の場合には15と25、中期の場合には50と75、長期の場合には100と200など、取引スタイルに合わせて組み合わせることが重要です。

経済情勢の変化などで最適な期間設定は変わってくるため、相場の動きに合わせて選ぶようにしましょう。

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