株式会社インベストメントカレッジ
吉田健吾
累計12万5000人以上の個人投資家が学ぶ投資スクール「Daily Wealth」の運営責任者。講師には、カリスマFXトレーダーの維新の介を始め、毎年億を稼ぐプロトレーダー、不動産投資歴19年の元祖サラリーマン大家、FX・株・先物・不動産投資、ベンチャーキャピタルなど幅広く精通する大分の投資家など、一流のトレーダー・投資家がいる。
FX業者の中には、スマホアプリを提供しているFX業者もいるため、スマホがあれば手軽に取引できるようになりました。
しかし、「スマホはPCと比較すると使い勝手の悪い部分が多い」と感じている人も多いかもしれませんが、ウィジェットを利用することで使い勝手が良くなります。ウィジェットとはどんなものなのでしょうか?
そこで今回は、FXのウィジェットとはどのようなものなのか、ウィジェットについて解説します。
Contents
FXのウィジェットとは?
インターネットが発展する前は、店頭での取引が一般的でしたが、インターネットの発展でパソコンでも取引できるようになりました。
また、携帯電話が発展して、多機能なスマホが導入されるようになってからは、スマホでもFXの取引ができるようになりました。
スマホではFX業者が提供しているアプリを使って取引をしますが、FX業者の中にはアプリだけでなくウィジェットを提供しているFX業者もあります。
ウィジェットとは、アプリを開かなくてもスマホの画面に様々な情報を継続的に表示できるものです。
ウィジェットにはどのような情報を表示することができるのでしょうか?
ウィジェットで得られる情報
ウィジェットには以下のような情報を表示できます。
- レート
- チャート
- ニュース
- 経済カレンダー
これらの情報を確認する場合は、本来1つずつ開く必要がありましたが、ウィジェットでは並べて表示することが可能です。
レートやチャートを表示していればエントリータイミングを見逃すことがなくなるほか、ニュースや経済カレンダーを表示していれば重要な指標や要人発言などを見逃す可能性が低くなります。
業者によってウィジェットで表示できる情報は異なっています。
そのため、ウィジェットを活用して効率良く取引をしたい場合は、事前にどのような情報が表示できるのか確認しておくことが重要と言えるでしょう。
スマホでFXトレードをするメリット
スマホを使ったFXトレードではウィジェットを活用できるため、効率良く取引できるのが魅力と言えます。
しかし、スマホはPCと比べると小さいため、機能が制限される可能性が高そうですが、どんなメリットがあるのでしょうか?
スマホでFXトレードをするメリットは以下の3つです。
- 場所を気にせずにトレードできる
- スムーズにトレードできる
- シンプルで使いやすい
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
場所を気にせずトレードできる
小型のPCであれば持ち運んで取引することも可能ですが、スマホであれば場所を気にせずどこでも取引することが可能です。
そのため、通学時間や通勤時間、布団に入ってから眠りにつくまでの空き時間などでも取引できます。
毎日コツコツ取引できる環境が整っているため、少しでも資産を増やしたい人にはスマホトレードがおすすめと言えるでしょう。
スムーズにトレードできる
PCで取引する場合には、PCの電源をオンにしてから立ち上がるまで待つ必要があるほか、FX業者のサイトにアクセスしてマイページにログインする必要があります。
そのため、相場が急に動いた場合にすぐにエントリーしたくてもエントリーできるまでに時間が掛かってしまうため、機会損失が大きくなるというデメリットが。
一方、スマホの場合には、アプリを立ち上げるだけでいいため、スムーズに取引することが可能です。
スマホにウィジェットを表示してレートやニュースなどが確認できる状況にしていれば、さらにスムーズにエントリーできるでしょう。
シンプルで使いやすい
PCで取引する際に使用するツールは機能を多く搭載していますが、それを全部使うことはまずありません。
故に、反対に使いにくいと感じる人も多くいます。
しかし、スマホはアプリの容量が限られていることもあるため、必要最低限の機能しか搭載されていません。
そのため、シンプルで使いやすく、操作ミスによって無駄な損失が生じるリスクを減らす効果も期待できます。
スマホアプリには必要最低限の機能しか搭載されていないと言っても、主に使われているトレンド系やオシレーター系の指標は活用できます。
FX業者によってアプリに搭載されている機能は異なるため、自分が必要としている機能が搭載されているか事前に確認した方が良いと言えるでしょう。
スマホでFXトレードをするデメリット
スマホはウィジェットを活用することで、必要な情報をいつでも確認できることに加えて、場所を気にせずトレードできる・スムーズにトレードできるなどのメリットがありました。
反対に何かデメリットはあるのでしょうか?
スマホでFXトレードをするデメリットは以下の3つです。
- 通信速度が遅い可能性がある
- 画面が小さく見づらい
- 利用できる機能に制限がある
それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
通信速度が遅い可能性がある
Wi-Fiを使ってトレードしている場合は、PCと変わらない通信速度でトレードすることが可能です。
しかし、スマホでトレードする際は、基本的にWi-Fiではなくスマホを提供している企業の通信回線を使うことになるため、Wi-Fiよりも通信速度が遅くなります。
通信速度が遅くなると、途中で取引が中断されてスムーズにエントリーできない可能性やスリッページでエントリーが受け付けられない可能性もあるので注意が必要です。
また、処理能力もPCと比較するとスマホの方が低く、動きが重くなってトレードする際にストレスが生じる可能性が高いと言えます。
そのため、急な変動が生じているような相場の動きが大きい状況では、スマホではなくPCでエントリーした方が良いと言えるでしょう。
画面が小さく見づらい
スマホでFXトレードをする場合にはシンプルで使いやすいというメリットがありましたが、画面が小さく見づらいというデメリットがあります。
画面が小さく見づらいだけでなく、注文ボタンや画面の切り替えボタンも小さいため、操作ミスによる誤発注が生じる可能性があると言えます。
「保有ポジションを全部決済したつもりが一部しか決済できていなかった」「指値ではなく成行で注文してしまった」などのトラブルも。
FX業者によってスマホアプリの仕様が異なっており、慣れるまでに時間が掛かる可能性が高いため、使いやすいFX業者を選ぶ、慣れるまでは大きな取引を行わないといったリスク管理が重要と言えるでしょう。
利用できる機能に制限がある
FXの初心者の場合は、そこまで多くの機能を使うことはあまりありません。
しかし、FXの経験が豊富な人の場合は、スマホアプリだと機能が物足りない可能性があります。
為替変動を予想するために必要な主なテクニカル分析の指標はスマホアプリに搭載されていますが、テクニカル分析は全部で100種類以上あると言われており、全てが搭載されてはいません。
あくまでも搭載されているのは主な指標であるため、自分がこだわって使っている指標が搭載されていない可能性も。
FX業者によってアプリに搭載されている機能は異なるため、口座を開設する前にアプリの機能がどこまで搭載されているのかよく確認しておきましょう。
まとめ
店頭取引のみの時代と比べるとインターネットの普及によって家庭でも手軽にFXの取引ができるようになりました。
最近は、携帯電話も高機能なスマホに変化したため、PCがなくても時間と場所を気にせず取引できるようになっています。
スマホはウィジェットと呼ばれる機能を搭載しており、FX業者によってはアプリとともにウィジェットを提供しているケースもあります。
ウィジェットは、レートやチャート、ニュースなどを並べて表示できるため、とても便利な機能ですが、スマホの取引にはメリットだけではなくデメリットもあるため、それらをよく理解してから取引を始めるようにしましょう。