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FXのエリオット波動とは?6つのパターンについて解説

投稿日:2019年8月9日 更新日:

この記事の監修

株式会社インベストメントカレッジ 
吉田健吾

累計12万5000人以上の個人投資家が学ぶ投資スクール「Daily Wealth」の運営責任者。講師には、カリスマFXトレーダーの維新の介を始め、毎年億を稼ぐプロトレーダー、不動産投資歴19年の元祖サラリーマン大家、FX・株・先物・不動産投資、ベンチャーキャピタルなど幅広く精通する大分の投資家など、一流のトレーダー・投資家がいる。

FXで安定した利益を得るには、為替変動の予想精度を高める必要があります。

予想精度を高めるにはテクニカル分析などを駆使しますが、テクニカル分析と言っても100種類以上あるため、どの分析手法を使えばいいか分からない人も多いと思います。

エリオット波動もテクニカル分析の1つですが、どんなものなのでしょうか?

そこで今回は、FXのエリオット波動とはどんなものなのか、分かりやすく解説します

FXのエリオット波動はテクニカル分析の1つ

FXのエリオット波動はテクニカル分析の1つ

FXでは次にどのような為替変動が生じるか予想しながら取引します。

上がるか下がるかの2択なので「予想しなくても勝率50%なので当てずっぽうでも良いのでは?」と思った人もいるのではないでしょうか?

種も仕掛けもないコインの裏表を当てるゲームでは、理論上は裏と表が出る確率は50%であるため、勝率も50%です。

しかし、FXの為替変動はFXに参加しているトレーダーたちが生み出しているため、必ずしも上がるもしくは下がる確率が50%ずつとは限りません。

買いが80%、売りが20%という状況では相場の流れが買いに傾いているため、このような状況では売りでエントリーしても勝てる確率はほぼないと言えます

そのため、テクニカル分析などを用いてどちらでエントリーするのが良いかしっかり判断することが重要です。

テクニカル分析は、今後相場がどのように変動するか予想する際のサポートになりますが、種類が100以上あるのでどれを使えばいいか分からない人も多いと思います。

エリオット波動もテクニカル分析の1つです。

エリオット波動とはどのようなものなのでしょうか?

FXのエリオット波動とは

FXのエリオット波動とは

FXでは「トレンドに合わせたポジションを持てばいい」と思っている人が多いと思います。

例えば、上昇トレンドの時には買いポジション、下降トレンドの時には売りポジションです。

しかし、トレンドはずっと続くものではなくいつかはトレンドの転換が生じるため、転換のタイミングをしっかりと見極める必要があります。

エリオット波動とは、トレンドはあるサイクルによって成り立っていると考える取引手法です

エリオット波動では、上昇トレンドは5つの上昇波(上→下→上→下→上)と3つの下降波(下→上→下)の8つの波から構成されていると言われています。

また、エリオット波動には以下の3つの原則があると言われています。

  • 3番目の波動が1番目・3番目・5番目の中で一番短くなることはない
  • 2番目の波動が1番目のスタート地点を下回ることはない
  • 4番目の波動が1番目の高値を割り込むことはない

これらの3つの原則のいずれかが確認できた場合は、必ずエリオット波動が成立しているというわけではありません。

あくまでも相場は需要と供給のバランスで成立しているため、エリオット波動の理論が成立しやすいというだけです。

過度に信用しすぎないように注意しましょう。

エリオット波動の6つの波のパターン

エリオット波動の6つの波のパターン

エリオット波動を理解するうえでポイントとなるのが、全部で6つの波動パターンがあるということです。

エリオット波動の6つの波動パターンは以下の通りです。

  • I波動
  • V波動
  • Y波動
  • P波動
  • N波動
  • S波動

それぞれの波動パターンについて見ていきましょう。

I波動・V波動

I波動とは、単純な上昇・下落の波動パターンのことです。

チャートの見る際に1本の線に着目して波動パターンを分類したものです。

為替は一方向に上昇を続けるもしくは下降を続けるということはないため、I波動は他の波動に変化します。

V波動とは、上昇して下落または下落して上昇する波動パターンのことです。

I波動が2回続くとV波動になるという関連性があります。

このI波動とV波動の組み合わせることで残りの4つの波動が生まれます。

Y波動

Y波動とは、上下の変動を繰り返していくうちに、落差が徐々に広がる波動パターンのことです。

逆ペナントまたはブロードニングという別名もあります。

I波動とV波動が連続し、高値を切り上げながら安値は切り下げていきます。

トレンドが生じている際の小休止している状況で現れやすいチャートなので覚えておくと良いでしょう。

P波動

P波動とは、上下の変動を繰り返していくうちに、落差が徐々に狭まる波動パターンのことです。

ペナントまたはトライアングルという別名もあります。

Y波動とは真逆で、I波動とV波動が連続し、高値を切り下げながら安値は切り上げていきます。

上昇トレンドの途中で生じるP波動は小休止をしているだけで、その後また上昇を続ける可能性が高いという特徴があるので覚えておくと良いでしょう。

N波動

N波動とは、I波動とV波動を組み合わせてできる波動パターンのことです。

上昇トレンドまたは下降トレンドでは、サポートラインやレジスタンスラインをブレイクしていく中で押し目・戻し目を付けながら為替変動が生じます。

最終的には必ずN波動を描くため、N波動はエリオット波動の基本形と言われています。

S波動

S波動とは、急激な上昇や下落が生じた場合に描かれる波動パターンのことです。

サポートラインやレジスタンスラインをブレイクした場合に生じます。

一度ブレイクすると、前までサポートラインの役割を果たしていたラインがレジスタンスラインとして機能します。

ラインの役割が転換するという意味からロールリバーサルという別名でも呼ばれています。

エリオット波動のメリット・デメリットとは

エリオット波動のメリット・デメリットとは

エリオット波動のメリット

エリオット波動を取引に使うことに何かメリットはあるのでしょうか?

エリオット波動はどの時間軸でも分析できる、トレンドの方向性と転換点も予測できるため、使い勝手が良いというメリットがあります。

また、見方がシンプルであるため、FX初心者にも使いやすいことがメリットです。

先の展開を複数予想できるほか、比較的後付けになりやすいテクニカル分析の中で将来を予測できるのがポイントです。

トレンド分析の中には、取引で使うにあたって難しい知識を身に付けなければならないものもあります。

それらを考えると、使いやすいことが何よりも魅力と言えるでしょう。

エリオット波動のデメリット

エリオット波動はメリットばかりではありません。

エリオット波動を取引で使う場合にはデメリットも理解する必要があります。

エリオット波動はあくまでも理論の1つであって根拠がハッキリしているものではありません。

エリオット波動に当てはめても複数の見方ができるため、使う人によって見解が異なるというデメリットがあります。

また、エリオット波動だけでルールを作ることはできないので、他のテクニカル分析と組み合わせる必要があります

数多くあるテクニカル分析の中からエリオット波動1つだけに絞って取引するのではなく、他のテクニカル分析についても学んでみることを心がけましょう。

エリオット波動は相場の局面を知るために重要

エリオット波動を使えば必ずFXで勝てるというわけではありません。

ただし、エリオット波動を使うことによって、現在の相場がどのような局面にあるのか判断しやすくなるため、その後の相場パターンを予測しやすくなります

エリオット波動をうまく駆使することで、相場と反対のポジションを持って損失が膨らむリスクを大きく抑えることが期待できるでしょう。

まとめ

まとめ

エリオット波動はシンプルなものであるため、FX初心者でも使いやすいこともメリットの1つです。

しかし、エリオット波動は根拠がハッキリしているものではなく、あくまでも理論の1つであるため、他のテクニカル分析と組み合わせながら相場を判断しなければならないというデメリットが挙げられます。

エリオット波動だけに頼るのではなく、他のテクニカル分析の知識も身に付けながら取引することを心掛けましょう

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