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チャート理解が勝利の近道!FX初心者が覚えるべきチャートの見方

投稿日:2019年4月26日 更新日:

この記事の監修

株式会社インベストメントカレッジ 
吉田健吾

累計12万5000人以上の個人投資家が学ぶ投資スクール「Daily Wealth」の運営責任者。講師には、カリスマFXトレーダーの維新の介を始め、毎年億を稼ぐプロトレーダー、不動産投資歴19年の元祖サラリーマン大家、FX・株・先物・不動産投資、ベンチャーキャピタルなど幅広く精通する大分の投資家など、一流のトレーダー・投資家がいる。

FXでは、為替変動を先読みしながら国が発行している通貨を取引することで差益を得ます。

為替変動を先読みできなければ、ギャンブル的な取引になってしまうので安定した利益を得ることができません。

為替変動を先読みするには、どうすればいいのでしょうか?

そこで今回は、FXの初心者が為替変動を先読みしながら安定した利益を得るために覚えておくべきチャートの見方について解説します。

チャートとは

チャートとは

為替は数字で表示するため、どのような為替変動が生じているか分かりにくいと言えます。

例えば、1ドル110円の米ドルが一定期間経過後に111円になっていたとします。

結果だけ見れば、1円上がっているため、「上昇中だから買いだ」と思う人もいるかもしれません。

確かに、110円から111円にひたすら右肩上がりの場合は上昇中であるので「買い」と言えます。

しかし、110円から一度112円になってから111円に戻っている場合は下落中であるので「売り」となります。

では、どうすればこの違いを見抜けるのでしょうか?

そこで登場するのがチャートです。

チャートとは、過去の為替変動で決まった価格を、一定時間ごとにグラフ化したものです。

どのような為替変動が生じたのかを確認できるため、今後の為替変動を予想するためには重要なツールと言えるでしょう。

ローソク足とは

ローソク足とは

FXのチャートから為替変動を予想する上で重要なのが、ローソク足と呼ばれるものです。

ローソク足とは、ローソクの形をしたチャートのことで、一定期間にどのような為替変動が生じたかを表すものです。

ローソク足を見ることで始値・終値・高値・安値の4つの情報が得られます。

ローソク足の下に飛び出ている線の下端はその時の安値、上端は高値を表します。

陽線という始値よりも終値が高い場合のローソク足は、ローソクの本体部分の下端が始値、上端が終値を表します。

一方、陰線という始値よりも終値が低い場合のローソク足は、ローソクの本体部分の下端が終値、上端が始値を表すなど、一部違いがあるので注意が必要です。

陽線は赤色で、陰線は青色で表されるのが一般的です。

陽線は上昇、陰線は下降を意味するため、おおまかな為替変動がどのような状況にあるのかを判断できるでしょう。

ローソク足のヒゲとは

ローソク足には安値と高値を表す線がありますが、見た目がローソクから飛び出たヒゲに見えることから、上に飛び出たヒゲを上ヒゲ、下に飛び出たヒゲを下ヒゲと呼んでいます。

ヒゲは、安値と高値を表しているだけでなく、相場の節目を表しています。

例えば、ローソク足から飛び出た下ヒゲが長い場合には一時的に価格を下げたものの、強い買い圧力によって支えられたと判断できます。

また、上ヒゲが長い場合には一時的に価格を上げたものの、強い売り圧力によって押さえつけられたと判断することが可能です。

このような下ヒゲに見られる強い買い圧力はサポートライン、上ヒゲに見られる強い売り圧力はレジスタンスと呼ばれています。

サポートラインとは下落の際に買われやすい価格、レジスタンスとは上昇の際に売られやすい価格でもあるため、それらを1つの目安として取引できるでしょう。

大陽線と大陰線とは

ローソク足には、上昇を表す陽線と下落を表す陰線の2つあると言いましたが、チャートで一際目立つ大きな陽線を大陽線、大きな陰線を大陰線と呼びます。

大陽線がチャートに出現した場合は大きな買い圧力が働いたことを意味するため、しばらく上昇が続くことが予想されます。

一方で、大陰線がチャートに出現した場合は大きな売り圧力が働いたことを意味するため、しばらく下落が続くことが予想されます。

これらの意味が分かれば「安いから買い」などの打診買いや打診売りを防げるため、安定した利益が得られるようになるでしょう。

時間軸とは

チャートは一定期間における為替変動を表しますが、その期間のことを時間軸と呼びます。

時間軸には、1分足・5分足といった分間隔の為替変動を表すものから、1時間足・4時間足といった分間隔よりも長いもの、日足・週足・月足といったさらに長いものもあります。

短期間で取引を完結することを目的としている場合、1分足や5分足などの短い間隔の時間軸

スワップポイントなどの金利を目的とした長期間の保有の場合、週足や月足などの長い間隔の時間軸を見ると、おおよその変動が予想可能です。

時間軸を使いこなせば、目的に合わせた変動予想がしやすくなるでしょう。

レンジ相場とは

レンジ相場とは

チャートの見方が分かっても、為替変動がどのような相場なのか理解できなければ意味がありません。

為替変動の相場は、大きくレンジ相場とトレンド相場に分類されます。まずはレンジ相場です。

レンジ相場とは、どちらか一方に変動が偏った状況ではなく、一定の価格まで上昇した後に下落して、一定の価格まで下落した後に上昇するといった変動を繰り返している状況です。

為替変動の約7割はレンジ相場と言われています。

レンジ相場では、下落を始める価格で「売り」、上昇を始める価格で「買い」を繰り返して利益を得ます。

ローソク足の説明部分で登場したサポートラインやレジスタンスを使って、エントリーのポイントを外さないようにすることが重要と言えるでしょう。

トレンド相場とは

トレンド相場とは

レンジ相場は上下を繰り返す状況を表していましたが、トレンド相場は上昇または下落のどちらか一方に為替変動が偏っている状況です。

トレンド相場は、大きく以下の2つに分類されます。

  • 上昇トレンド
  • 下降トレンド

それぞれのトレンドについて見ていきましょう。

上昇トレンド

上昇トレンドとは、為替が右肩上がりに上昇し続けている状況です。

上昇トレンドは、強い買い圧力が働いている状況であるため、「買い」で取引に参加していれば相場全体の流れに乗ることになるので為替変動のリスクを抑えられます

上昇トレンドが生じていても、ローソク足の長さがだんだん短くなってきた場合には、上昇トレンドの終わりが近づいてきている可能性が高いので注意が必要です。

「まだ上がる」と信じて持ち続けていると、トレンドが替わって含み損を抱える可能性があるため、しっかり利確する習慣を身に付けるようにしましょう。

下降トレンド

下降トレンドとは、為替が右肩下がりに下落し続けている状況です。

下降トレンドは、強い売り圧力が働いている状況であるため、「売り」で取引に参加していれば相場全体の流れに乗ることになるので為替変動のリスクを抑えられます

上昇トレンドはゆっくり上昇することが多いのに対して、下降トレンドは短期間で大幅な下落が生じることが多いという特徴があります。

そのため、短期間で急落したという理由で押し目を拾って「買い」で参戦しようとすると、まだ下落中で大幅な損失を抱える可能性があるので注意が必要です。

上昇トレンドや下降トレンドでは、しっかり利確をする習慣を身に付けるほか、トレンドに変化が見られた場合にも傷が小さいうちに決済する習慣を身に付けておきましょう。

まとめ

まとめ

FXの初心者が安定した利益を得るためには、チャートを使って次にどのような為替変動が生じるのかを予想するスキルを身に付けることが重要です。

チャートを読み解けるようになるには、用語を覚えるだけでなく、それぞれの用語がどんな意味を持っているのかを理解する必要があります。

覚えるまで時間はかかりますが、勝率を少しでも高めるためにはチャートを覚えることは必須と言えるでしょう。

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