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【FXの基本】チャート分析で活用できる「三角持ち合い」とは?

投稿日:2019年3月3日 更新日:

この記事の監修

株式会社インベストメントカレッジ 
吉田健吾

累計12万5000人以上の個人投資家が学ぶ投資スクール「Daily Wealth」の運営責任者。講師には、カリスマFXトレーダーの維新の介を始め、毎年億を稼ぐプロトレーダー、不動産投資歴19年の元祖サラリーマン大家、FX・株・先物・不動産投資、ベンチャーキャピタルなど幅広く精通する大分の投資家など、一流のトレーダー・投資家がいる。

FX取引を成功させるためには、チャート分析をして今後の相場の流れを予想することが大切です。

チャート分析で活用できるパターンはいくつかありますが、今回は基本的な「三角持ち合い」というパターンについてご紹介しています。

チャート上で三角持ち合いのパターンが発生した場合、今後の相場が予想しやすくなり利益も出しやすくなるため、ぜひ見極め方を知っておきたいパターンの一つです。

FX取引を開始する前に一度「三角持ち合い」について確認しておきましょう。

三角持ち合い

チャート上に現れる三角持ち合い(三角保ち合い)は、相場の動きがあまりないレンジ相場のときに発生するパターンです。

レンジ相場のときに発生するパターンの中でとても重要なものなので、三角持ち合いが発生していることに気付くことができると、非常に有利な取引をすることが可能になるでしょう。

しかし、レンジ相場の中での三角持ち合い見落としてしまうことも多く、活用できていない方も多いのではないでしょうか?

まずは三角持ち合いのパターンと活用方法について知っておきましょう。

三角持ち合いにはパターンがある

三角持ち合い(三角保ち合い)は、FXのチャート上に見られるレジスタンスラインやトレンドラインによって構成された三角形を見て、今後の相場の動きを予想することができるチャートのパターンです。

三角持ち合いが発生するとき、大きく3つのケースに分類することが可能です。

それぞれのケースによって、相場が上昇するのか、下降するのか、などを見極められるようになると、取引の成功率があがるでしょう。

相場の予想ができない!?均衡型の三角持ち合い

下降トレンドラインと上昇トレンドラインによって構成され、相場がどちらの方向にブレイクするかを判断することはできません。

均衡型の三角持ち合いは、買い手と売り手の勢力が同じくらいになっていることから三角持ち合いを抜けると、どちらかに大きくブレイクしますが、どちらに進むかを均衡型の三角持ち合いだけで判断することは非常に難しいといえるでしょう。

均衡型の三角持ち合いの状況を見つけた場合は、他の分析方法を併用して今後の相場の動きを予想するか、相場が三角持ち合いの状況を抜けるまで待つか、のどちらかの方法をとってください。

ポイント

三角を抜けると大きくブレイクする可能性が非常に大きいですが、どちらにブレイクするかの判断が難しいので、相場が三角持ち合いの状態を抜けるまで待った方が取引に失敗するリスクを軽減することができます。

相場が上昇する可能性大!上昇型の三角持ち合い

上昇型の三角持ち合いが発生すると、相場が今後大幅に上昇する可能性が非常に高いと判断することができます。

チャートのレジスタンスラインと、ローソク足の安値を結んだ上昇トレンドラインによって囲まれた三角の部分を「上昇型の三角持ち合い」と言い、右に進むにつれてレジスタンスラインと上昇ラインの幅が狭まっていきます。

相場が三角を抜けると、大幅に上昇することが予想されるでしょう。

レジスタンスラインは必ずしも水平である必要はありませんが、水平に近いレジスタンスラインで構成された三角持ち合いの方が、分析通りに相場が上昇することが多くなります。

相場が下降する可能性大!下降型の三角持ち合い

上昇型の三角持ち合いと反対のパターンです。

下降トレンドラインとサポートラインによって構成され、右下に向かって三角形を構成します。

下降型の三角持ち合いの中を相場が抜けると、大幅に相場が下降していく可能性が高いといえるでしょう。

ポイント

三角を抜けて相場が下降した場合、三角の中に相場が戻ることはまずないと言えます。

三角持ち合いが出たときのエントリーのタイミング!

三角持ち合いには3つのパターンがありますが、それぞれ2本のラインで三角形を構成しています。

まず、「三角形の形がきれいな方が相場の動きが想定通りに行く」ということを覚えておきましょう。

上昇型の三角持ち合いの場合、レジスタンスラインができるだけ水平に近く、上昇トレンドラインがレジスタンスラインに向かって上がっている場合、2つの線で囲まれた三角形の形がきれいになります。

綺麗な三角形を抜けて相場が上昇すると、大きなブレイクがおこる前兆であると想定できるでしょう。

綺麗な形の三角持ち合いを見つけることができた場合は、損をしないようにエントリーすることをオススメします。

三角持ち合いが発生した時のエントリーにはいくつかのコツがあるので、チェックしておきましょう。

戻りを確認してからエントリー

エントリーをするタイミングは、三角保ち合いを抜けてから完全に三角形を抜けてからエントリーするようにしてください。

一度「戻り」が起きてからエントリーすることで、相場が動かなかった場合のリスクを軽減することができます。

注意ポイント

三角持ち合いの三角形の中に相場がある間にエントリーしてしまうと、結果として相場が思ったように変動せずに損をしてしまう可能性もあるので注意が必要です。

ブレイクを活用した順張り!

三角持ち合いはレンジ相場で多く発生し、上下の線で構成される三角形の中で相場は上下しながら動いていきます。

三角持ち合いの中で相場が変動している間は逆張り、三角を抜けてブレイクしたら順張りで利益を確保しましょう。

ポイント

三角持ち合いの三角形の中での相場の変動が大きければ大きいほど、ブレイクした後の反転が大きくなることが多く、順張りをすることで大きな利益を得ることが可能になります。

三角持ち合いの注意点

三角持ち合いは、出現してすぐに「三角持ち合いである」と判断することが難しく、上下の線の中で何度か相場が反発した後に三角持ち合いであると気付くことがほとんどです。

早い段階で三角持ち合いであると判断してエントリーした場合、実際には三角持ち合いではなく、思った方向にブレイクしない「だまし」である可能性もあります。

三角の部分を超えて、確実にブレイクしてからエントリーすることが損をしないための大前提です。

しかし、完全にブレイクしていないときにエントリーし、相場が思った方向に進まなかった場合のために、事前に損切りポイントを決めておくようにしましょう。

また、利益確定ポイントも事前に決めておくことが大切です。

まとめ

まとめ

今回はFXのチャート分析の際に活用できる「三角持ち合い(三角保ち合い)」についてご紹介しました。

三角持ち合いは、レンジ相場の中で発生するため、初心者の方には発見できないこともあります。

しかし、三角持ち合いであることを発見して、取引のために上手に活用することができると、かなり大きな利益を確保することができるチャートのパターンの一つです。

これからFX取引を開始する方は、まずはデモトレードなどを活用して三角持ち合いのパターンを見分ける練習をしておきましょう。

チャートを分析する方法を知って、上手に活用することができると、FX取引で成功する可能性が高くなります。

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