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外国為替証拠金取引ってなに?外貨預金との違いとは

投稿日:2020年1月27日 更新日:

この記事の監修

株式会社インベストメントカレッジ 
吉田健吾

累計12万5000人以上の個人投資家が学ぶ投資スクール「Daily Wealth」の運営責任者。講師には、カリスマFXトレーダーの維新の介を始め、毎年億を稼ぐプロトレーダー、不動産投資歴19年の元祖サラリーマン大家、FX・株・先物・不動産投資、ベンチャーキャピタルなど幅広く精通する大分の投資家など、一流のトレーダー・投資家がいる。

資産運用について色々調べていると、FX、外国為替証拠金取引、外貨預金と外貨を扱う資産運用がいくつか出てきます。

FXと外国為替証拠金取引、外貨預金は同じ資産運用を別名で呼んでいるのか、全く異なる資産運用なのかが気になっている人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、外国為替証拠金取引とは何なのか、外国為替証拠金取引について解説します

外国為替証拠金取引とは?

外国為替証拠金取引とは?

外国為替証拠金取引という言葉を聞いて、「難しそうな名前だな」と感じた人もいるのではないでしょうか?

あまり、外国為替証拠金取引という言葉を耳にしたことがある人は多くないと思いますが、FXという言葉は耳にしたことがある人が多いと思います。

FXは「Foreign Exchange」の略称で、日本語に訳すと外国為替証拠金取引です。

そのため、外国為替証拠金取引とFXは全く同じものを意味していると考えても問題ありません。

外国為替証拠金取引では、ドルやユーロなどの海外の通貨を交換・売買して差益を得ます

外貨預金も外国為替を取得して売買することで差益を得ますが、外国為替証拠金取引とは何が違うのでしょうか?

外貨預金とは異なる

外国為替証拠金取引を行う場合は、外国為替証拠金取引を手掛けている業者で口座を開設してから取引を開始します。

一方、外貨預金を行う場合は、金融機関で一般的な口座を開設してから外貨預金専用口座を開設するのが一般的です。

このように、取引を仲介しているのが外国為替証拠金取引を専門的に取り扱っている業者、外貨預金を取り扱っている金融機関かという違いがあります

そのため、外国為替証拠金取引を始める場合には、金融機関ではなく外国為替証拠金取引を手掛けている業者に口座開設を申し込まなければなりません

このように外国為替証拠金取引と外貨預金には、取引を仲介している業者に大きな違いがあるということが分かりましたが、他に違いはあるのでしょうか?

外国為替証拠金取引の特徴

外国為替証拠金取引の特徴

外国為替証拠金取引とFXが同じものであることは分かりましたが、外国為替証拠金取引はどんな資産運用の手段なのでしょうか?

外国為替証拠金取引の特徴には主に以下の5つが挙げられます。

  • 通貨を取得しない
  • 資金以上に取引できる
  • 24時間取引できる
  • 手数料が安い
  • どんな相場でも利益を狙える

それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

通貨を取得しない

外貨預金の場合は、日本円と外貨を交換するため、実際に外貨を手に入れることができます。

そのため、外国に行く場合には、預けている外貨を引き出して使うことが可能です。

しかし、外国為替証拠金取引の場合は、取得したポジションを引き出すことはできません。

その理由は、外貨預金とは異なり、証拠金として預けた日本円と外貨を交換していないためです。

外国為替証拠金取引とは、一定額の証拠金を保証金として担保にすることによって、外貨を売買できる仕組みであるため、実際に通貨を取得することはできません

海外旅行で使用する現地の通貨が欲しい場合は、外貨預金を引き出す、空港にある両替所を利用するかのどちらかしかないので注意が必要です。

資金以上に取引できる

外貨預金では、実際に日本円と外貨を交換します。

そのため、所有している日本円の分しか外貨と交換できません。

つまり、1万円の日本円で手に入るのは1万円分の外貨ということです。

しかし、外国為替証拠金取引では、実際に日本円と外貨を交換しません。

そのため、実際に所有している日本円以上に取引することが可能です。

日本のFX業者を使って外国為替証拠金取引を行う場合には、最大レバレッジを25倍まで引き上げることができます。

つまり、1万円の日本円で25倍の25万円分の外貨を取引可能です。

さらに海外のFX業者を使って外国為替証拠金取引を行う場合は、日本の金融庁のルールが適用されないため、100倍以上のレバレッジを適用することができます

少ない資金を効率良く増やすことができるというのが外国為替証拠金取引の大きな魅力と言えるでしょう。

24時間取引できる

外貨預金を行うには、金融機関にて手続きする必要があります。

窓口を利用して外貨預金を行う場合には、窓口が開いている営業時間内に足を運ばなくてはなりません。

営業時間は金融機関によって異なりますが、基本的に平日の15時や17時に閉まります。

そのため、日中働いているサラリーマンが外貨預金を窓口で行うのは困難です。

ただし、インターネットバンキングに対応している金融機関の場合、ネット上で外貨預金を行うことが可能です。

外国為替証拠金取引は、為替市場が土日を除いて基本的に24時間取引を行っているため、時間を気にする必要がありません。

日中働いていて忙しいサラリーマンでも、通勤時間や会社から帰ってきた後の空き時間を利用して取引できます。

そのため、外国為替証拠金取引の方が外貨預金よりも取引しやすい環境が整っていると言えるでしょう。

手数料が安い

外貨預金の手数料は、金融機関ごとに異なります。

また、通貨、窓口かネットかによっても異なります。

三菱UFJ銀行の場合は窓口でアメリカドルと日本円を交換すると約1円で、ネットで約25銭です。

例えば、1ドル100円の時に窓口で購入する場合は101円、売却する場合には99円で売ることになります。

外国為替証拠金取引の手数料もFX業者ごとに異なります。

しかし、2銭や3銭が一般的で、同じネットで取引した場合と比べても手数料を約10分の1に抑えることが可能です。

そのため、頻繁に為替変動に合わせて取引する場合は、外貨預金だと手数料によって利益が生じにくいので、外国為替証拠金取引の方が利益を得やすい環境が整っていると言えるでしょう。

どんな相場でも利益を狙える

同じ外貨を運用する外貨預金の場合には、外貨を取得してからでないと売却できないため、買いポジションからしか取引を行うことができません。

そのため、上昇トレンドが生じている場合は利益を得ることができますが、下降トレンドが生じている場合は利益を得ることができないというデメリットが挙げられます。

しかし、外国為替証拠金取引の場合には、実際に外貨を取得しないため、買いだけではなく売りポジションからも取引を行うことが可能です。

そのため、上昇トレンドが生じている場合だけでなく、下降トレンドが生じている場合にも利益を得ることができます。

どんな相場状況でも利益を得られる取引環境が整っているため、外貨預金よりも外国為替証拠金取引の方がおすすめと言えるでしょう。

まとめ

まとめ

外貨を扱っている資産運用には、FX、外国為替証拠金取引、外貨預金など多くの運用方法があります。

しかし、FXの別名が外国為替証拠金取引であるため、実際には外国為替証拠金取引と外貨預金の2つです。

外国為替証拠金取引(FX)は、資金以上に取引できる・24時間取引できる・手数料が安い・どんな相場でも利益を狙えるというメリットがあります

しかし、外貨預金とは異なり、実際には外貨を取得するわけではないため、引き出すことができないという点に注意が必要です。

また、レバレッジを効かせることで資金以上に取引できるのが外国為替証拠金取引の特徴ですが、レバレッジを効かせすぎると損失が膨らんで大きな損失が生じる可能性も。

外貨預金の場合にはいくら外貨の価値が下がっても手元に現物である外貨が残りますが、外国為替証拠金取引の場合には何も残りません。最悪の場合は資産がゼロになる可能性もあるため、リスク管理を徹底しましょう。

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