
株式会社インベストメントカレッジ
吉田健吾
累計12万5000人以上の個人投資家が学ぶ投資スクール「Daily Wealth」の運営責任者。講師には、カリスマFXトレーダーの維新の介を始め、毎年億を稼ぐプロトレーダー、不動産投資歴19年の元祖サラリーマン大家、FX・株・先物・不動産投資、ベンチャーキャピタルなど幅広く精通する大分の投資家など、一流のトレーダー・投資家がいる。
中学生や高校生の時は時間割が決まっていることに加えて部活動もあるため、自分だけの時間を確保することはなかなか容易ではありません。
しかし、大学生になると自分で時間割を組めるため、余裕ができた時間を使って資産運用を始めたいと思っている人もいると思います。
資産運用の1つにFXがありますが、大学生もFXを始めることができるのでしょうか?
そこで今回は、FXは大学生でもできるのか、大学生でFXを始めるメリットを解説します。
Contents
FXは大学生でもできる?
大学生になると勉強だけでなく自由な時間をうまく利用してアルバイトや部活・サークル活動を始める人も多くいます。
中には、アルバイトで貯めたお金を資産運用に回す人も。
資産運用には、株式投資やFXなど数多くの運用方法があります。
しかし、資産運用に年齢制限があれば始めることはできません。
FXには年齢制限があるのでしょうか?
年齢制限はFX業者によって異なる
パチンコやスロットなどのギャンブルは18歳以上、お酒やたばこなどは20歳以上と年齢制限が設けられているように、FXにも年齢制限が設けられています。
しかし、FXの年齢制限は統一されているわけではありません。
FX業者によって異なるので注意が必要です。
口座開設の年齢制限を20歳以上に設定しているFX業者が多いですが、中には年齢制限を18歳以上に設定しているFX業者もあります。
18歳以上に設定されているFX業者であれば、大学入学と同時にFXの取引を始めることができます。
20歳以上に設定されているFX業者でも大学在学中にFXの取引を始めることが可能です。
しかし、18歳以上に設定されているFX業者の場合には口座を開設するのが未成年なので、保護者の同意が必須です。
保護者の同意がない場合には取引を始めることができないので注意しましょう。
大学生でFXを始めるメリット
口座開設の年齢制限を18歳以上に設定しているFX業者であれば、大学生になってすぐにFXの取引を始めることが可能です。
また、20歳以上に設定されている場合でも、在学中に取引を始めることができます。
大学生でもFXを始めることができることは分かりましたが、大学生でFXを始めることに何かメリットはあるのでしょうか?
大学生でFXを始めるメリットとして主に以下の3つが挙げられます。
- 市況に関する情報に詳しくなる
- 資産を増やすことができる
- 取引時間を確保できる
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
市況に関する情報に詳しくなる
FXは、国が発行している通貨の為替変動を予想して取引することで差益を得ます。
しかし、この為替変動を予想するには、テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析という分析手法を駆使する必要があります。
テクニカル分析とは、これまでの為替変動を表しているチャートを読み解くことによって次に生じる為替変動を予想する分析手法です。
一方、ファンダメンタルズ分析とは、通貨を発行している国の経済情勢や世界情勢などから次に生じる為替変動を予想する分析手法です。
特にファンダメンタルズ分析では、一般的な大学生では触れる機会が少ない市況に関する情報を身につけることができます。
これらの知識がしっかりと身についていれば、就職活動時にも強みとしてアピールできるでしょう。
資産を増やすことができる
アルバイトは「時給×時間」でもらえる給料が決まります。
そのため、いくら比較的時間に余裕がある大学生だとしても、1日の勤務時間に限界があるため、得られる給料にも限界があります。
しかし、FXは「保有通貨数×為替変動」で得られる利益が決まるため、ある程度の資金を確保してFXを始めて、大きな為替変動の波に乗ることができれば大きな利益を得ることが可能です。
大学生なのでそこまで資金を準備できないと不安に感じている人がいるかもしれませんが、海外のFX業者を利用してFXを始めれば、日本のFX業者よりも高いレバレッジでトレードできます。
そのため、アルバイトで資産を増やすよりもFXの方が効率良く資産を増やすことができるでしょう。
取引時間を確保できる
社会人になると仕事中心の生活になってしまうため、FXのトレードを行いたいと思っても通勤時間、仕事が終わってからなど取引時間が限られています。
社会人になってからFXを始めても、取引時間を確保しにくいため、なかなか知識や経験を身につけることは困難です。
しかし、大学生は時間割を自由に組めるため、ある程度取引時間を確保することが可能です。
そのため、知識や経験を効率良く身につけつつ取引スキルを高められるので、社会人よりも良い取引環境が整っていると言えるでしょう。
大学生でFXを始める際の注意点
大学生でFXを始めることに、市況に関する情報に詳しくなる・資産を増やすことができる・取引時間を確保できるなどのメリットがありましたが、何か注意点はあるのでしょうか?
大学生でFXを始める際の主な注意点は以下の2つです。
- 学業に支障が生じる可能性がある
- 証拠金以上の損失が生じる可能性がある
それぞれの注意点について詳しく解説します。
学業に支障が生じる可能性がある
株式投資は平日9時~15時までと取引時間が限られています。
しかし、FXは土日を除いて24時間取引できるため、いつでも取引できるのが魅力の1つです。
そのため、睡眠時間を削りつつFXのトレードに励む大学生もいますが、睡眠不足が原因で大学の授業をサボる人もいます。
また、大学の授業中に保有しているポジションがどのように変動しているのか気になって、ついスマホでチャートを確認する人も。
FXにのめり込んだ結果、テストの結果が悪く留年していてはFXで利益を得ていてもそれを授業料に回すことになるので意味がありません。
大学生である間は学業が最優先であるため、学業に支障が生じない範囲でFXに取り組みましょう。
証拠金以上の損失が生じる可能性がある
FXはロスカットと呼ばれる証拠金以上の損失が生じないようにするために、一定の損失が生じた場合に強制決済する仕組みが採用されています。
しかし、急な為替変動が生じた場合には、このロスカットが正常に作動せず、証拠金以上の損失が生じる可能性があるので注意が必要です。
これは大学生に限った話ではなく、社会人としてFXのトレードを行っている人も同様です。
しかし、社会人は証拠金以上の損失が生じても、給与所得があるので損失を補填することができます。
大学生は証拠金以上の損失が生じても、それを補填する資産がないのが一般的です。
損失を補填するために、アルバイトの量を増やす、借金するとなっては意味がありません。
あくまでも学生であるため、レバレッジを低く設定するといったように、無理のない範囲でFXを行いましょう。
まとめ
FXは、FX業者ごとに口座開設者の年齢制限は異なりますが、早くて18歳以上、遅くても20歳以上で取引を始められるため、大学生でも取引することが可能です。
大学生でFXを始めるメリットとして市況に関する情報に詳しくなる・資産を増やすことができるなどのメリットがありますが、もちろん注意点もあります。
予期せぬ損失が生じて最悪な大学生活になる可能性もあるため、しっかりと計画を立ててFXの取引を行いましょう。